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日産 キューブ 試乗レポート

日産 キューブ 試乗レポート_3

キューブはひとつの最高到達点

日産 キューブ エンジン
グローバル展開するにもかかわらず、ボディサイズはほぼ先代と変わらず、5ナンバーサイズを維持した。

欧米市場に合わせて車体構造は見直され、エンジンは高速移動環境に合わせて1.4Lを廃し1.5Lに統一(米市場向けは1.8L)。ミッションもすべてエクストロニックCVTだ。ちなみに欧米向けはフロアシフト(CVT&マニュアル)となるため、フロントのベンチシートは日本向けだけだそうな。

乗り味はしなやかでスポーティで、走りは意外としっかりしている。最近の日産はダンパーの作りに開眼しており、初期の当たりはソフトなのに、コーナーではロールを抑えて踏ん張ってくれる。動力性能は必要にして十分。エクストロニックCVTはとてもスムーズにおいしいところを引き出してくれて、静粛性も高いから高速巡航も快適だ。

ただ、和みの空気のせいか、すべてにおいて刺激がなく、なんだかちょっと眠くなる。走りの要件はすべて満たしているが、趣味性は皆無。ま、走りに刺激を求めるなら、デミオやスイフトがあるさ。

とにかく新型キューブは、和風自動車デザインを極めたこの内外装があれば、いやSHOJIシェードさえあればそれでいい!

これは日本の自動車産業のひとつの最高到達点ではないか? 私はそれぐらい思っている。
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日産 キューブのポイント

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