BMW X3 xDrive30i オートックワン読者試乗会レポート
X5オーナーも感服!
次にX3のステアリングを握った木田さんは、先代BMW X5のオーナー。「足回りがしなやかですね! 僕のX5の足回りは、古い世代なのでかなり硬めの設定なのですが、X3は路面からの入力を上手く吸収している! ボディサイズも、日本ではジャストサイズではないでしょうか。セダンとほとんど変わらない運転感覚ながら、SUVらしい雄大さも濃厚に味わえる。室内空間は僕のX5と同じか、パノラマルーフのおかげで、むしろ広く感じるほどで、少し悔しいですね(笑)走りもSUVらしさがあふれていて、上級グレードのX5と遜色無いのではないでしょうか?」と、乗り心地の良さとボディサイズ、走りまで気に入った様子だ。
高速道路を降り、ワインディングにさしかかったあたりでステアリングを握ったのは中村さん。
愛車は国産のセダンだが、次期愛車候補としてSUVが気になっているという。「全高が高いのに、スポーツカーのような感覚で旋回しますね! あぁ、イイなぁこのエンジン音!」と、SUVらしからぬ小気味良いハンドリングと、耳に心地良いエンジンのサウンドに興奮気味。「静粛性では、正直自分のクルマのほうが上だと感じましたけど、この音ならずっと聞いていたいです!」と、エンジンの気持ち良さに酔いしれているご様子だ。
「BMWは、絶対的な静かさよりも、あえて音を聞かせようと、エンジンの音を“調律”しているのです!」と力説するこもだ氏。BMWは一定速度状態からアクセルを踏み込むと、その瞬間からエンジンの吸気音がドライバーの耳に届くよう設計されており、サウンド面でも体感加速を高めるような演出がなされているのだ。