今回のマイナーチェンジより、アクセラの「ハイエンド パフォーマンス コンパクト」としてマツダスピード アクセラがラインナップに加えられた。最高出力194kW(264PS)5500rpm、最大トルク380N・m(38.7kg-m)/3000rpmを発生するMZR2.3L
DISIターボエンジンを搭載するアクセラシリーズのフラッグシップモデルである。
●マツダスピード アクセラ
エクステリアは、ハイパフォーマンスモデルにふさわしい運動性能の高さを予感させるマッシブなデザイン。18インチタイヤとベースモデルより20mm拡大されたフロントフェンダーは、ワイドで力強い存在感を強調。インタークーラー用エアインテークを兼ねるマツダスピード専用スポーティグリル、大開口エアログリルを持つマツダスピード専用大型エアロバンパー、フローティングイメージの角型異型フロントフォグランプなどが個性的なフロントビュー。リアには大型のエアロバンパー、101.6φの大型マフラーカッター、フローティングタイプのマツダスピード専用ルーフスポイラーが装着され、シンプルながら迫力のあるリアビューとなっている。
インテリアもスポーティで洗練された雰囲気。本革巻ステアリングや6MTシフトブーツには赤のステッチを採用。ブラックのインパネサイドガーニッシュ、マツダスピードアクセラ専用のアルミペダルなど、精悍でハイクオリティな空間を演出。スピードメーターには200km/hスケールの専用ブラックメーター(メーター内ブルー間接照明付)が、アクセラの頂点に位置するハイパフォーマンスモデルであることをアピールする。前席には
スポーツドライビングに対応した、高いホールド性のマツダスピードロゴ入り専用セミバケットシートを採用する。
駆動方式はFF。搭載されるMZR2.3L
DISIターボエンジンは、低燃費やSU-LEV(平成17年基準排出ガス75%低減レベル)に適合する「環境性能」と「ハイパフォーマンス」を両立する直噴ガソリンターボエンジン。力強く扱いやすいフラットなトルクと、2500回転付近からターボ過給効果を発揮し、低回転域から優れたレスポンスを確保。エンジンサウンドもチューニングされ、スポーツモデルにふさわしい排気音とエンジン音を奏でる。
サスペンションは、フロントのマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式ともにコイルスプリングのバネレートやスタビライザー径を専用にチューニング。ダンパーもマツダスピードアクセラ専用に減衰力をアップ。強化したコイルスプリングやダンパーと相まってロール剛性をアクセラスピード比で約60%向上。ブレーキも17インチフロントベンチレーテッドディスクローター(320mm径)とリアディスクローター(280mm径))、8+9インチタンデムブースター、大径1インチマスターシリンダーを採用し、強力で安定した制動力を実現。スポーティ走行に対応する高い剛性感とコントロール性を実現する。
マツダスピードアクセラは、4W-ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)、EBD(電子制御制動力配分システム)、ブレーキアシストはもとより、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム:横滑り防止機構)を標準装備。高度なアクティブセーフティを実現する。
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