意外にも軽やかで落ち着いた走行性能

■トゥインゴ


■トゥインゴ GT

一方、AMTでもマニュアルシフトを積極的に使ったほうがトゥインゴをそれらしく走らせることが出来る。ちょっとシフトレバーが少し短いのが残念なのと、もっとレスポンスを向上させたいが、そうなるとGTに設定される本当のマニュアルを選択したほうがいいだろう。あくまでもAMTはクラッチレスの利便性を考えたシステムだ。

エンジンパフォーマンスは75PSなので、馬力荷重は13㎏/PS。これで活発な走りを要求するのは贅沢すぎるというもので、エンジンをキチンと使ってこそ、トゥインゴの良さが生きるというものだ。

フットワークは意外に軽やかなもので、ハンドルの応答性などは予想以上に落ち着いている。キビキビとシャープなハンドル応答性はないが、その代わり、高速道路でもシットリしたハンドルの手応えがある。電動パワーステアリングの操舵フィールに操舵力の変化を感じることがあるが、日常的には気にならないレベルだ。

ちょっと成長したトゥインゴは、性能も進化して、ユーザー層は広がったと考えられる。