これはエコカーとして“ひとつの完成形”となる一台だ |
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小排気量エンジンにターボを組み合わせ、エコとパワーを両立させる技術は、最新の直噴エンジン制御とDSGのシフト制御をマッチングさせたところがスタートだった。
今回の7速DSGとの組み合わせは、ひとつの完成形といえる。
実際に一般道や高速道路を走行してみると10・15モードのカタログ値よりもよいことが多い。使用するガソリンがプレミアムというのはちょっと残念だが、ヨーロッパでのレギュラーガソリンのオクタン価が日本のガソリンのレギュラーとハイオクの中間であるため、向こうではレギュラー仕様のクルマも、日本に持ってくるとその大半がハイオク仕様になってしまうのだ。これもいたしかたないことだ。
今回、このTSIトレンドラインに試乗して感じたのは、トヨタ・プリウスとの違いだ。プリウスはハイブリッドカーなので、ゴルフやゴルフ ヴァリアントとの直接比較はできない。
しかし、プリウスとゴルフの違いは、運転する楽しさをどこまで体感させてくれるのか、という部分だ。1.4Lターボ+DSGは、運転する楽しさが残されていた。
エコでもクルマを楽しむ。これがTSIトレンドラインの素晴らしい部分だ。
■フォルクスワーゲンGolf TSIトレンドライン |
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