豊富な選択肢の中でも7人乗りG Lパッケージがオススメ |
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今どきのクルマの売れ行きは、軽自動車やフィットなどのコンパクトカーか、あるいは3列シートのミニバンが中心を占める。
1台でその両方の特性を備えているのがフリードだから、これはいかにも売れそうな感じのクルマである。
しかも5人乗りのFLEXも含めると、シートだけで3種類のバリエーションがあり、グレード設定も合わせると豊富な選択肢があるので、自分の予算と好みに合わせて選べば良い。
価格設定はちょっと微妙なところもある。ベースグレードは、モビリオに比べて価格差は感じられないが、上級グレードのGiエアロになると、220万円台に乗るのでやや高く感じられる。もちろん、エアロパーツや両側電動スライドドア、安全装備のVSAやサイド&カーテンエアバッグといった具合に足し算していければ、それなりに納得できる価格なのだが、1.5L車で220万円(カーナビを装着すると250万円)というのはちょっと高めの印象もある。
だからこそ、予算と好みに合わせて選べば良いわけで、お勧めとなるのはG Lパッケージの7人乗り。これが最もフリードらしいモデルだと思う。
残念なのは、FF車だとVSAを装着できない(4WD車は標準)上、サイド&カーテンエアバッグの設定がないなど、安全装備がいまひとつ物足りないこと。6月から後席シートベルトの装着が義務化されたのに、後席中央に3点式シートベルトが用意されないのも不満な点だ。
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