パワフルなV型6気筒3.8Lエンジン |
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搭載エンジンはV型6気筒3.8LのOHVで、142kW/305N・mのパワー&トルクを発生する。従来のエンジンは3.3Lだったから、排気量アップによって動力性能の向上が図られた。グランドボイジャーは大柄なボディを持つだけに車両重量も相当に重くて2tを超えるが、その重量ボディをぐいぐいと力強く押し出していくだけの実力がある。
OHV方式なのでひゅんひゅん回るようなエンジンではないが、低速域でのトルクが厚く重厚感のある加速フィールを見せる。このアメリカ車らしい加速感はグランドボイジャーならではといって良い。
トランスミッションはクライスラー内製の電子制御6速ATに変わった。多段化されたATによる滑らかな変速フィールも上々のものだ。フロアから長いシフトレバーで伸びていて、マニュアル操作も可能なオートスティックタイプのATである。
乗り心地は全体に柔らかめでいかにもミニバンらしいもの。コーナーなどではロールも大きめに出るが、ワインディングを走るためのクルマではない。後席に人を乗せる機会が多いことを考えたら、この味付けで良い。
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クライスラー グランドボイジャー 新車価格:461〜546万円 |
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