ドアを開けるとそこにあるのは最高級のラウンジ |
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4ドアクーペのようなスタイリングのセダンで心配なのは居住空間だ。ところがフロントシートは着座位置を高めにしてもヘッドスペースの圧迫感は少なく、フロントウインドウが迫ってくる感じはしない。
リアシートに移っても、ヘッドスペースは十分あるし、乗降時にドア上縁が頭に当たることもなかった。足元も中央の床面はFR車ということでトンネルは高いが、左右の足元は狭くはない。シートサイズは背もたれも高く、たっぷりとした余裕が感じられる。
トランクは奥行、左右幅ともに1m以上あり、床面から上部は約47cmなので容量は大きい。さらにリアシートの背もたれは6対4の分割可倒式で、室内と一体化もする点など、実用性の高さも感じられる。
スタイリングは美しく個性的だし、走行性能は軽快でスポーティ、それに何と言っても乗り心地がよい。最近の4ドアセダンのなかではベストモデルといえる。価格は3L ラグジュアリーの650万円からだが、できれば3L プレミアムラグジュアリーの760万円を選びたい。それでもレクサスLS460よりも安いのだ。
新しくなったジャガーの最新4ドアセダンは、ドイツ製のライバル達とは違う次元で造られた、とても良くできたラグジュアリーカーだ。
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