これもアルファロメオの進路改革の一つである |
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近年アルファロメオは、従来の味をそのままにしておくだけでは、商品力として弱いという認識からか、ドイツ車と比べて遜色ないクルマづくりを目指したように思える。
ただし、往年のアルファテイストのように、乗り手を熱狂させるような味ではない。それをもって「味が薄れた」と評する人もいるようだが、そうした味を求めるニッチ層に受けるクルマをつくり続けるのも、今や限界があるだろう。であれば、乗り味でドイツ車に追いつけ、追い越せの部分をしっかりと手入れした上で、デザインではアルファらしさをより強調する、という路線を進むのは大いにアリではないか。実際、アルファ159は、デザインが非常に興味深く、走れば非常に完成度の高いミドルセダンに仕上がっている。
この充実ぶりで、価格530万円。内容を考えると、意外とリーズナブルに思えてくる。筆者はもともとアルファロメオに好感を抱いていたのだが、アルファ159 TIは実に食指の動く1台であった。 |
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/ 【4】試乗 |
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アルファロメオ アルファ159 新車価格:399万円〜545万円 |
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