プジョーのコンパクトカー「207」が日本デビューを飾った。プジョー207は、日本において累計で48,000台の販売台数を誇り、日本でのプジョーの存在感を強固にした206の後継モデル。1999年の206発表以来、約8年ぶりのモデルチェンジとなる。
エクステリアは、プジョーデザインの特徴といえる“猫科”のイメージを身にまとった個性と美しさ、性能を兼ね備えたデザイン。206と比較して、全長で+195mm、前幅で+80mm、全高で+30mmと一回り大きくなった。新世紀プジョーのデザインアイデンティティである、大きなつり目状のヘッドランプと大型インテークを強調したフロントマスクは、アグレシッブで躍動感のある表情を見せる。
インテリアは、
洗練度を増し、スポーティさに加えてエレガントさを兼ね備えたデザイン。室内幅は206と比べ、105mm増加し、また全高の30mm増加に対して、室内高は50mm増加している。フロントシートには、快適性とサポート性に優れたスポーツシートを採用。207
Cieloと207 GTには高級感とスポーティ感を併せ持つハーフレザーシートが標準装備となり、207 Cieloには、受注生産でフルレザーシートも設定される。
エンジンは、2種類。
どちらもPSAプジョー・シトロエンとBMWグループとの共同開発による1.6リッターエンジン。207と207 Cieloには、最高出力120PSの1.6リッター自然吸気エンジンが搭載され、4速ATとの組み合わせ。207
GTは、最高出力150psを発生する1.6リッターターボチャージャー付エンジンと5速MTの組み合わせとなる。
プジョー社が「歴代プジョー車の最高傑作」と自信をみせる207。近々、クーペカブリオレである「207 CC」、スポーティグレードである「207 GTi」も導入予定。輸入車Bセグメントの新しいベンチマークとしての意欲が込められたモデルである。
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