新型ボルボS40が発表された。S80よりも38cm小型なボディサイズで同等レベルな性能を発揮させるために、新型S40には、随所に工夫がなされている。
まずその車体構造。安全性能を高めるために複数のクランプルゾーンによって構成され、それぞれ異なった変形プロセスが課せられている。そして、各ゾーンには、異なる強度を持つ数種類の高張力鋼板スチールを用いた新特許のフロント構造な施される。側面衝突については「SHIPS」、後部衝撃については「WHIPS」と、ボルボ特有の安全システムがそれぞれ搭載されている。
エクステリア面でも、思わず触りたくたくなるような滑らかな面構成に、コーナーをラウンドさせた、フロント/エンドデザイン。ボンネットや左右フロントフェンダーも、衝突エネルギー吸収を目的とした設計。いずれも、歩行者や二輪車との衝突のケースを考慮して、負傷軽減に配慮されている。
「RNC」と呼ばれる新型5気筒エンジンは、スリム化された上に、横置きレイアウト。スペース効率化はもちろん、衝突の際にも、損害の軽減が図られている。
ちなみにこのエンジン。輸入車としては初の国土交通省による超・低排出ガスの認定を獲得している。
なお、上記の特徴は、同時に発表されたV50にも採用されている。2台とも5月から受注を開始し、2004年の販売目標は2台で4000台。
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