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 横浜ゴムは現在2つの大きなブランドを持っている。フラッグシップのADVANともう一つの大きな柱であるDNAシリーズだ。DNAには6つのシリーズがあるがその中のスポーツタイヤがDNA GP。今回紹介するのはGPの後継であるS.Drive(Sドライブ)である。

 新生S.Driveの特徴はDNA GPのスポーツ性に加えてコンフォート性能も向上させたためにさらに装着適合車種が増えている。 技術的にはGPからすべてを一新しておりパターンはGPのアグレッシブなものから方向性は変わらないものの、より端正なルックスになり、車の汎用性が広がった。

 ストレートグルーブは太い4本を基調としており、グルーブの中に溝を設け、ブロックエッジにかかる力を分散させる。また、サイドウォールには音の共振を避けるために細かいパターンを設けている。タイヤの性格に大きな影響を与えるタイヤ断面、プロファイルは比較的フラットだ。

 キーとなるテクノロジーはコンパウンドにある。第一世代のゴムは「合体ゴム」、第二世代は「合体ゴムU」であった。今回の第3世代ゴムは「合体ゴムU」に「MFポリマー」を組み合わせた「ナノパワーゴム」と呼ばれる。合体ゴムとUでカーボンとシリカの組み合わせで発熱をコントロールし、グリップと転がりの両立を図り、さらにMFポリマーで路面とゴムの接地面を拡大して高いグリップ力を発揮させる。ナノレベルでのタイヤの接地性を向上させるために、ドライはもちろん、ウェット路面でも高いグリップが得られる。さらに転がり抵抗は合体ゴムUに比較してさらによくなっており、燃費性能のアップしている。

◆ナノパワーゴム

タイヤパターンは4本の太いストレープタイプを基調
 
ストレートグループの中に細い溝を設ける

 試乗はハイウェイを含めたワインディングロードとクローズドエリアでのGPとの比較試乗である。

 タイヤの性格はヨコハマゴムの説明どおり、汎用性の高いタイヤだが、基本的にはGPの後継だけあってスポーツ性能を核としたものであることには変わりはない。走り始めてすぐに感じることは心地の良い硬さである。路面の細かい凹凸には落ち着いた反応をするが頭の芯に響くような不快なものではない。硬さでは従来のGPもルックスほどには過激ではなく、結構快適な乗り心地を提供してくれたが、Sドライブはさらにマイルドな硬さに仕上がっている。ナノパワーゴムはこんなところでも貢献しているのだろう。

 その代わり大きな凹凸では腰の強さを示し、多少の突き上げ感と共に収まりのよいダンピングを見せる。

 タイヤノイズはさすがにヨコハマのコンフォートタイヤで世界一級の静粛性を持つデシベルほどの物はないが、ロードノイズは良く抑えられている。気をつけていればシャーと言うパターンノイズが感じられるが、十二分に許容レベルである。

 高速での直進性もリーズナブルなレベルに仕上げられているが、ハンドル中立から切った時の反応は素直に応答する。さらにハンドルを切りましてからのグリップには目を見張るべきものがあり、スキーで言えばエッジでグイーンと旋回するような小気味よさを見せる。

 ウェット性能はGPとの比較となるが、明らかにグリップ限界が異なる。同じ円を旋回するにもGPとSドライブではハンドル舵角が異なり(当然、Sドライブは少ない舵角となる)、滑り出すときもグリップ感のあるすべりを見せる。ちなみにドライでのスラロームで、特に切りかえしたときの追従性もSドライブは高い。

◆WET制動 新コンパウンドのパワーで、WET制動距離を10.3%向上。
<試験方法>第5輪装着によるブレーキ試験。制動距離を各々5回計測し、最大、最小を除いた3回の平均値を算出。 <試験条件>横浜ゴムテストコース、路面/アスファルト、制動速度/100km/h、制動方式/ABS制動、水深/1mm、タイヤサイズ/225/45R17 91W、リムサイズ/17X8JJ、空気圧/220kPa、車両/BMW325i、乗車条件/1名

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スポーツ性能を核としながらも快適な乗り心地を確保
 
ハンドルを切った時の応答は素直
 
プレーキング時の制動性能も大幅に向上
 
ウェット性能も向上し、安心したドライブが可能
日下部保雄( プロフィール)
1950年東京生まれ。大学卒業後、モータージャーナリズムの世界へ入り、自動車専門誌をはじめ各媒体に新車の試乗レポートやコラムを寄稿。最近では、雑誌媒体のほかにFMラジオやインターネット自動車情報サイトでも活躍。また、そうしたジャーナリズム活動と並行して、セーフティドライビング・インストラクターとしても活動中。自動車メーカー主催のドライビングスクールにおいても、インストラクターを数多く務めるほか、自らも、鈴鹿/もてぎの両サーキットを会場としたドライビングスクールを主催している。 AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)副会長、SIA(セーフティドライビング・インストラクターズ・アカデミー)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
 



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