1974年の初代ゴルフ誕生以来、ゴルフは30年間にわたりフォルクスワーゲンを代表する最も重要なモデルとして歴史と伝統を築き上げてきた。現在、ゴルフは世界177カ国で販売され、約2300万台というフォルクスワーゲン最多の累積生産台数を記録。日本でも約50台という日本輸入車市場No.1の累積販売台数を誇り、10年連続輸入車モデル別販売台数No.1という輸入車トップとしての地位を確立しているモデルである。
今回、6年ぶりにフルモデルテェンジされた新型ゴルフ。 ボディは全長で4205mm、全幅で1760mmと、先代モデルに比べひとまわりほど大きくなった。グレードは、E、GLi、GTおよびGTレザーパッケージの4グレードが用意される。
デザインはよりスタイリッシュに生まれ変わった。ヘッドランプやテールランプ、フロントエンドに見られるV字型のラインなど、最上級型セダンのフェートンや高級SUVのトゥアレグなどを連想させる、新しいデザイントレンドをとりいれた魅力的なエクステリアデザインとなっている。しかも、それは一目見て「ゴルフ」とわかる。ゴルフの外観上の大きな特徴といえるCピラーは、太めな伝統的なスタイルを踏襲。初代から築き上げたゴルフのアイデンティティを見事に継承している。
室内空間はボディサイズの拡大により、従来のモデルと比べると室内高は5mm高く、室内長で70mm長くなっている。それに加え、これまで以上にインテリアの質感が高められ、ゆとりの室内空間を提供。シートは、スタンダードシート(E)、コンフォートシート(GLi)、スポーツシート(GT)、およびスポーツレザーシート(GTレザーパッケージ)の4種類が用意され、レザースポーツシートには12ポジションの電動調整機能(運転席)やフロントシートヒーター、シートアンダートレイ(助手席)が装備される。またGTおよびGTレザーパッケージには運転席と助手席を個別に調整できる左右独立式フルオートエアコン、GLiとEには室内温のみが自動的にコントロールされるセミオートエアコンを装備。その他にも、暗い場所での乗り降りを助けるコンビニエンスライティングシステム、雨の降り方に応じてワイパーの動きを自動調整するレインセンサー、自動防眩ルームミラー、クルーズコントロールなどの装備がEを除くグレードには装備され、クラスを超えた快適なドライブを提供する。
新型ゴルフは、エンジンやシャーシ、ボディに至るまで、基本的なメカニズムを一新。 エンジンは2.0Lと1.6Lの2つの新型エンジンFSIを搭載。新たに多段化されたティプトロニック付6速A/Tとともに新型ゴルフを快適かつスポーティに走らせる。2.0FSIエンジンは、最高出力110kW(150ps)/6000rpmを発生する。これは従来の1.8Lターボエンジンと同一で、まさにスポーツエンジンにふさわしいレベルといえる。サスペンションは、リアに新設計の4リンク式サスペンションを採用、マクファーファーソンストラット式のフロントサスペンションも大幅に改良。これによりクラス最高の操縦安定性、快適性、乗り心地を実現。
”ゴルフだけがゴルフを超える”
新型ゴルフは、「安全」「品質」「快適性」「走りの楽しさ」といった普遍的な価値を継承しつつ、「ベスト イン クラス」へのこだわりとともに、新しい魅力的な価値をプラスしこれまでの概念を超える新たなステップへと大きな進化を遂げた。 |