|
|
“21世紀のクルマ”、できました。 |
|
|
新7リーズはハイテクがひとつの売りとなっているが、クルマに乗り込む前に早くもそれを感じさせてくれれるのがキーだ。電波式リモートコントロールでドアやウインドーの開閉などができるのはもちろん、実はこれ、記憶装置をもっている。レシーバーに差し込むとこのキーの持ち主のドライビングポジションをとってくれ、さらにエアコンの作動状態も記憶しており、それを再現してくれる。
そしてなんといっても大きな目玉が、iドライブコントローラだ。
iドライブとは様々な機能を一元的に管理し操作できるシステムで、モニターを見ながらひとつのコントローラーで、最大270種類の機能を操作できる。
搭載されるGL36(735i)/44型(745i)エンジンは3シリーズのN42型にも採用されているダブルVANOSとバルブトロニックに加え、インテークマニホールドの長さを調整する機能も持つ。これにより従来モデルに比べ、735i、745iともに大幅なパワーアップと燃費向上を果たしている。
トランスミッションは、6速オートマチック。エンジン回転を抑えた走りが可能で、ノイズの低減と燃費の向上に貢献している。また、ステップトロニック付きで、スポーティ走行も楽しめる。ステアリングホイールの表側のスイッチがシフトダウン、裏側がシフトアップとなっている。
ハイテクばかりに目を奪われがちだが、実際の走行フィールは、いかにもBMWらしい。熟成され尽くしたコンベンショナルなものとなっている。クルマは大きいと走りが楽しくない(まっすぐ走るのは別)というのが常だが、ニュー7は大きいのに楽しい。大きさを感じさせないのではなく、大きいことはよくわかるがそれでも楽しいところが凄い。
|
|
|
|
編集協力:モーターマガジン誌 |
|
主要諸元 |
735i |
全長×全幅×全高(mm) |
5030×1900×1470 |
ホイールベース (mm) |
2990 |
車両重量(kg) |
1990 |
エンジン型式 |
GH-GL36 |
総排気量 (cc) |
3600 |
最高出力(SAE NET)
(kW[ps]/rpm) |
200(272)/6200 |
最大トルク(SAE NET)
(N・m[kg-m]/rpm) |
360(36.7)/3700 |
燃料タンク容量(L) |
無鉛プレミアム88 |
10・15モード燃費(km/L) |
8.4 |
サスペンション(F/R) |
ストラット/インテグラルアーム
|
タイヤサイズ |
245/55R17 |
価格(万円)※消費税込 |
887.2 |
|
|
|
|
|