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まさにSF映画でみる光景が現実に!! |
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「立ち乗り型パーソナル移動支援ロボット」・・・・
なにやら“ネコ型ロボット”を彷彿とさせる語感だが、そのイメージはある意味正しい。
それが何たるかと問われれば、同じような移動ツールで既に発売されているセグウェイの名を挙げるのがスムーズだと思われるが、このWingletはそれよりも数倍スタイリッシュ。流線形のボディはまさに未来を予感させ、水棲動物を想像させるような滑らかな美しさだ。
特筆すべき点はそのコンパクトさで、全モデルの投影面積はA3サイズ相当というから驚く。玩具のように小さいタイヤ、それに華奢な持ち手部分、そしてイルミネーションなど、見た瞬間「なんだこれは?!」「乗ってみたい!」と、興味を抱かせるには十分な魅力を湛えている。それでは早速Tryしてみることにした!!
スイスイ、楽チン、不思議な浮遊感!!
まず試乗したのは一番背の高いボディを持つ「Type L」。操作は直感的に分かりやすく行えるので、簡単な説明を受ければ戸惑うことなく乗り込むことが出来る。
持ち手を握って左足をステップに乗せ、前に倒すと持ち手部分に内蔵されたライトが緑に点灯する。それが準備OKの合図。あとは右足をゆっくりと乗せればいい。
また前進したいときはレバーを進行方向に倒す、停止したいときはレバーを自分のほうに引く。右折はレバーを右へ倒し、左折は左へ。至ってシンプルである。レスポンスよく反応するので、僅かな力で操作をすることができるが、実はその場でバランスを取り続けることが一番難しい。
センサーで常に姿勢を検出しながら制御しているために、モーターの微振動が常に足裏に響く。この慣れない感覚が、つい前後に体重をかけてしまい、フラフラとしてしまう。
しかし一旦動き始めるとWingletの高い運動性能に一気に夢中になってしまうこと間違いなしである。
自分の身ひとつで風を切って走る爽快感が、たまらなく気持ちいいのだ。ステップがコーナリングの際にも傾かないという平行リンク機能により、足裏が常にフラットな状態に保たれているので、Wingletの上で体がグラグラすることもない。
見た目以上に安定した走行と不思議な浮遊感が楽しめる。
持ち手のないアクティブモデル「Type M」はさらにスポーティな走行が可能だ。
両膝までの高さの操作ハンドルを膝内側で挟み、荷重移動だけで操作する感覚はまさにスキーのエッジを立てるような動作。さらに両手が自由になる感覚が開放感を誘う。
膝内側で本体を挟み込むことにより、適度に筋力も使うので、エクササイズ的な楽しみ方もできそうだ。
そういう意味では案外女性に受けるかもしれない。
気になるのが価格設定だが、これもまだ未定とのこと。移動を支援するロボットであるなら、通販価格でお願いしたいところだ。
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