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細部にわたるこだわりのチューニングが、質の高い6気筒エンジンの走りを実現した。 |
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ツーリングワゴンの『GT30』とともに追加設定されたのが、セダンボディのB4に3L水平対抗6気筒DOHCエンジンを積む『RS30』だ。軽量&コンパクトが最大のウリとなるこの6気筒エンジンは、4気筒感覚の軽快なレスポンスが身上。直6の特徴といえる重厚感は得られないが、162kwのパワーが極めてスムーズに発揮されるのだ。静粛性の高さもはっきりと体感できる。だが発進時は、想像するよりも瞬発力が薄く感じてしまう。これはアクセルを踏んだ量の加速感を人間の感性に近づけ、低速トルクによる飛び出し感を抑えるために、スロットルチャンバーをリファインした影響。最上級グレードとして、ターボモデルとは異なるコンフォートな趣向に振られているわけだ。
走行フィールは、レガシィらしいスポーティテイストに質の高い乗り心地が加味された印象を受ける。これは6気筒エンジンの搭載にあたり、重くなったフロント荷重に合わせてサス&フレームを改良。さらにビルシュタイン製ダンパーの採用、パターンノイズを抑えて操安性を重視したポテンザRE040タイヤを標準装備するなど、細かなセッティングの賜物だろう。連続するワインディングロードでもフロントヘビーな印象は皆無で、4気筒モデルに匹敵する回頭性のよさを見せてくれる。
レガシィファンだけでなく、3Lのグランドツーリングを求めるユーザーにも、『RS30』は十分に満足できる仕上がりといっていい。 |
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編集協力:株式会社キューブ |
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主要諸元 |
レガシィB4 RS30 4WD
4AT |
全長×全幅×全高(mm) |
4605×1695×1410 |
ホイールベース (mm) |
2650 |
車両重量(kg) |
1490 |
エンジン型式 |
EZ30 |
総排気量 (cc) |
2999 |
最高出力(SAE NET)
(kW[ps]/rpm) |
162(220)/6000 |
最大トルク(SAE NET)
(N・m[kg-m]/rpm) |
289(29.5)/4400 |
燃料タンク容量(L) |
64 |
10・15モード燃費(km/L) |
11.0 |
サスペンション(F/R) |
ストラット/マルチリンク |
タイヤサイズ |
215/45ZR17 |
価格(万円)※消費税込 |
275.8 |
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