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平凡のイメージを払拭するトヨタの意欲作。 |
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いつのころからか、多分バブル時代あたりからコロナ、カリーナは中庸、平凡なクルマと認知されてしまった。実はその中庸さが「いい所」ではあったのだが。上にマークII、下には世界のカローラが控えているから、つらいポジションではある。そこで今回のフルモデルチェンジではガラリとパッケージングを更新、ミニバンに抵抗のあるユーザーを取り込もうという作戦である。
テストドライブしたのはアリオンA20・Sパッケージ。2Lの直噴D-4エンジン搭載車でトランスミッションはスーパーCVT。112kw(152Ps)に対して車重は1・2トン強だからなかなか俊敏に走る。みかけよりも速いクルマである。このCVTは通常のトルクコンバーター式ATよりレスポンスが早く燃費も優れる。
フットワークは軽快というよりむしろいい意味で重厚な面があり、バランスがとれていると思う。Sパッケージといっても、変にとんがっていない点が開発者はわかってるな、という印象である。ステアリングホイールはやや小径の本革仕様でしっくりくる。インフォメーションも鋭すぎず鈍すぎず、の合格点があげられる。
ただし不満な点もある。まずブレーキペダルの剛性。ブレーキアシストがついているからヤワでいいということはない。制動距離はもちろんのことだが、踏みごたえ、タッチのいいペダルがほしいです。
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編集協力:モーターマガジン誌 |
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主要諸元 |
アリオン A20Sパッケージ
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全長×全幅×全高(mm) |
4550×1695×1470 |
ホイールベース (mm) |
2700 |
車両重量(kg) |
1240 |
エンジン型式 |
1AZ-FSE |
総排気量 (cc) |
1998 |
最高出力(SAE NET)
(kW[ps]/rpm) |
112(152)/6000 |
最大トルク(SAE NET)
(N・m[kg-m]/rpm) |
200(20.4)/4000 |
燃料タンク容量(L) |
無鉛レギュラー60 |
10・15モード燃費(km/L) |
16.4 |
サスペンション(F/R) |
ストラット/トーションビーム |
タイヤサイズ |
195/65R15 |
価格(万円) |
207 |
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