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コンパクトカーの水準を塗り替えるクオリティの高さ。 |
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高級セダンD1の投入を視野に入れて、フルライン・プレミアム化を進めるフォルクスワーゲン。ルポはそのラインアップのボトムレンジを受け持つクルマとして、1998年に本国デビューした。
こうした使命を担って登場したルポが、ついに日本にも導入される運びとなった。本国デビューから時間が経ったのは、ポロの立場を慮っての事だろう。では早速ルポで走り出そう。搭載される1400ccエンジンは形式上はポロのものと同じ。ただし、ルポは燃費を中心とする環境対策がかなり進んでいて、電子制御のスロットルやフリクションの少ない動弁システム、それに軽量に仕上げるための樹脂製インテーク/ステンレス製エキゾーストの各マニュホールドが採用されている。そうそう、燃料もレギュラーでなくプレミアム仕様。このサイズでハイオクを要求するのはちょっと疑問だが、これも環境対策のためだ。
ミッションは4速AT。ややハイギアードな設定となっている。Dレンジ全開だと4800回転あたりで2速にシフトアップするが、ここからの加速が少々物足りない。しかしフットワークは最高。多少飛ばしてもスタビリティは非常に高く、4輪のサスペンションが良く動いて路面をしたたかに捉える。ルポのこうした重厚さは、コンパクトの領域を明らかに越えている。見た目同様に非常に商品性の高いクルマと言えるだろう。
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編集協力:モーターマガジン誌 |
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主要諸元 |
ルポ |
全長×全幅×全高(mm) |
3525×1640×1475 |
ホイールベース (mm) |
2320 |
車両重量(kg) |
1000 |
エンジン型式 |
AUA |
総排気量 (cc) |
1389 |
最高出力(SAE NET)
(kW[ps]/rpm) |
55(75)/5000 |
最大トルク(SAE NET)
(N・m[kg-m]/rpm) |
126(12.8)/3800 |
燃料タンク容量(L) |
無鉛プレミアム34 |
10・15モード燃費(km/L) |
14 |
サスペンション(F/R) |
ストラット/トレーリングアーム
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タイヤサイズ |
185/55R14 |
価格(万円)※消費税込 |
157.3 |
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