マツダ(株)は20日、新型ミッドサイズカー「マツダアテンザ」を発表した。ボディータイプは3タイプで、5ドアの「SPORT」と4ドアの「SEDAN」は同日より、ステーションワゴンの「SPORTS
WAGON」は6月24日より、全国のマツダ系、マツダアンフィニ系販売店を通じて販売する。
マツダの新しいブランドメッセージ「Zoom-Zoom(ズーム・ズーム:子供の時に感じた動くことへの感動)」を掲げた新型車「アテンザ」。その車名はイタリア語「attenzione:アテンツィオーネ(注目・配慮)」からの造語で、「細部まで商品力の高い、注目に値する製品」という意味が込められている。位置付けとしては「カペラ」の後継車となるが、新しいプラットフォーム、新開発のエンジンを採用するなど、すべてにおいてニューモデルといっていいだろう。
「アスレティック」をテーマに、「五感に訴える洗練された動き」を追求したというエクステリアは見るからにマッシブな感じ。実際に展示されたクルマからも、今にも走り出しそうな躍動感と、強い個性が感じられた。室内は、スポーティーな外観からは想像できないほど広い印象。オーディオやコントロールのスイッチ類も統一感があり、すっきりとしたレイアウト、高いデザイン性と共に快適な空間を演出。その質感ともあいまって、座ってみるととてもリラックスできる雰囲気だ。
エンジンラインナップは、2Lと2.3Lの2種類。2.3Lのスペックは、最高出力131kW、最大トルク215N・m。駆動方式は全てFFである。ともに国土交通省の「優-低排出ガス(平成12年基準排出ガス50%低減レベル)」認定を取得。また2Lモデルは、2010年新燃費基準もクリアしており、グリーン税制の優遇処置を受けることができる。
アテンザは海外市場では「Mazda6」の車名で売られる世界戦略車である。昨年は新型車がまったくなかったマツダだが、このアテンザを皮切りに「マツダ復活」を迎える日はそう遠くはないだろう。
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