日産自動車は10日、同社としては初の軽自動車「MOCO(モコ)」を発表した。同日より全国の日産取り扱い販売店にて販売を開始する。月販目標台数は4000台。
日産初の軽自動車「MOCO(モコ)」。開発コンセプトは、「若いアクティブなママが、子供と一緒にどこへ行ってもジャストフィットできるベストパートナー」。スズキのMRワゴンのOEMモデルということになるが、フロントマスクは、おなじみのウインググリルとなるため、一目見れば日産車であることがわかる。エクステリアは専用ホイールカバー、個性的な7色のボディーカラー等で独自色を出している。専用にアレンジされたソファー感覚の落ち着いたシート素材は、カジュアルで上質なインテリア空間を演出している。MRワゴン同様クラストップレベルの室内空間は大人でも全席ゆったりとくつろげる。
グレードはB、Q、Tで、Tはターボモデル。それぞれのグレードに2WDと4WDがあり、全部で6種類が用意されている。VTTエンジン搭載車(2WD)は、平成12年基準排出ガス75%低減レベルを実現し、「超-低排出ガス車」の認定を取得。さらに2010年度燃費基準にも適合しており、グリーン税制の優遇措置を受けることができる。また全車にABSを標準装備するなど、安全装備も充実している。
当日は、会場にイメージキャラクターの料理研究家・栗原はるみさんを招き、より主婦層へアピール。競争の激しい軽自動車市場において、この「MOCO」は果たしてマーチに続く日産のヒット車になれるだろうか。
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