ダイハツとトヨタより7人乗り新型コンパクトミニバンがデビューした。その名は、ダイハツ“ブーン ルミナス”と、トヨタ“パッソ セッテ”
当初ダイハツ主導で企画が進んでいたところ、トヨタ側のニーズと一致した為、その後は両社で企画を煮詰めながら、開発をスタートさせたという。その結果、誕生したのがこの2モデルということだ。
ダイハツからトヨタへのOEM供給というスタンスで生まれたこの2モデルは、ダイハツが製造を一挙に引き受ける形を執る。
ダイハツ ブーン ルミナス&トヨタ パッソ セッテの最大のポイントは4,180mmという短い全長の中に、エンジン+ダッシュボードやインパネ+7人乗りキャビン+ラゲッジスペースが、きちんと備わっていることだ。外から見るとこの空間に7人が乗り込めるとは少々考えづらいのだが、インテリアを覗けば、意外とゆとりのスペースが確保されている。
エンジンは1.5L、トランスミッションは4AT+シーケンシャルシフトマチックを装備し、ホンダ フリードの対抗馬として討って出る。
駆動も、街乗り用にと軽快な取り回しの2WDと、7人乗せても力強い走りの4WDをそれぞれに設定している。
ダイハツ ブーン ルミナスが¥1,535,000〜¥2,073,000、トヨタ パッソ セッテが¥1,490,000〜¥2,033,000と、リーズナブルな価格帯であることは間違いない。
ダイハツの箕浦社長は「このクルマは、グローバルカーとして、世界への投入も計画している」と話し、このカテゴリーが、会社の将来を司る重要なマーケットだということを改めて強調した。
一方、トヨタの豊田章男副社長は「この100年に一度と言われる世界的な難局を、どう乗り切るかが当面の課題となる。パッソ セッテとブーン ルミナスは激戦マーケットのど真ん中に投入したモデルだけに、今こそ原点に還ったクルマ作りを目指したい」と、グループ一丸となり相乗効果を狙う姿勢を明らかにした。
ダイハツ ブーン ルミナス&トヨタ パッソ セッテ。今後の販売状況が気になる。
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