フォルクスワーゲングループジャパンは、同社の4ドアでは最上級モデルとなる 「 パサートCC 」を国内に導入し、11月25日(火)から販売を開始すると発表した。
「 パサートCC 」は、フォルクスワーゲンのフラッグシップ「 パサート 」をベースとした最上級モデルだ。車名の「 CC 」は「 コンフォートクーペ 」の略。上質なエクステリアや快適装備に加え、高い実用性にドライビングも楽しめるという、「 高級セダンとクーペの融合 」 を実現しており、フォルクスワーゲンでは初の4ドア4シータークーペとなる。
パサートCC の特徴の一つがエクステリア。パサートCCではパサートセダンとの比較で、全長を30mm拡大・全幅を35mm拡大する一方で
全高を50mmも低く抑えることにより、ワイド&ローのダイナミックなプロポーションを実現。さらに、フロントからテールライトまでボディ中央を貫く「 トルネードライン 」、AピラーからCピラーへと流れるルーフライン、サッシュレスドアに縁どるクロームトリムにより、高級感のある流麗なフォルムへと仕上がっている。
インテリアでは、4座のスポーツシート、新デザインのステアリングホイールを採用しているほか、「 V6 4MOTION 」グレードのみではあるが「 DYNAUDIO ( ディナウディオ ) 」 社 ( デンマークの高級スピーカーメーカー ) 製の出力600W・10スピーカーで構成されたプレミアムサウンドシステムが標準装備されており、高品質な音楽を楽しむことができる。
パサートCCのもう一つの特徴が、VWの先進テクノロジーの導入だ。
全車標準装備の「 DCC (アダプティブシャシーコントロール) 」は、サスペンションの減衰やパワステのアシスト量を高度にコントロールし、「ノーマル」「スポーツ」「コンフォート」の3つのモードに合わせるだけで、理想的なハンドリングと乗り心地を実現することができる。
「 V6 4MOTION 」にはフォルクスワーゲン初の「 ACC (アクティブクルーズコントロール) 」 と 「 フロントアシスト 」 を装備。
ACC は、従来のクルーズコントロールが走行スピードを一定に保つだけの機能であったのに対して、ドライバーがスピード(30〜210km/h)と車間距離(1秒〜3秒の間の5段階)を設定することが可能だ。設定後は前車を追従し、ACCをオフにするか車が完全に停止するまで自動的にスピードを調整する。フロントアシスト は日本国内で初導入となるプリクラッシュシステム。
グレードは、2リッター直4ターボ TSI にティプトロニック付6速オートマミッションを組み合わせた「 パサートCC 2.0TSI 」と、3.6リッターV6 FSIに6速DSGを搭載した「 パサートCC V6 4MOTION 」の2グレード構成となる。
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