ホンダから新しいタイプのミニバン“フリード”のデビューである。コンセプトは“フリー・ライク・クリエーション”。さまざまなシチュエーションにマッチさせ「自由に楽しく使いこなそう」が狙いだ。フリードはホンダの低床・低重心の技術を採用し、小さなボディに大きな室内を実現しており、5人乗りをはじめ、7人乗り、そして1.5Lクラス初の8人乗りの3タイプを用意している。
ボディは、トライアングル・スクエアフォルムと題して、フロントノーズからルーフにかけての走りを表す三角形(トライアングル)と、そこから後方キャビンの四角形(スクエア)でユーティリティをあらわす格好が特徴だ。またミニバンにしてはスポーティな外見を有している為、街乗りでもそのスタイリッシュなデザインが光る。
また大きな荷室もポイント。3列目シートを畳めば、自転車がそのまま入る程の広いラゲッジルームが現れ、かさばる大きな荷物など難無く積載可能。しかもウォークインラゲッジとくれば、言うことなしだ。
エンジンは1.5Lのi-VTECエンジンを搭載。駆動方式はFFと4WDの2タイプがあり、どちらもエンジンは同じだが、トランスミッションはFF車がトルクコンバーター付きCVTを搭載。そして4WD車は5ATとなる。燃費も経済的な16.4km/Lとし、このクラスにおいては極めて嬉しい低燃費を披露する。
価格は、5人乗りの“FLEX”(1.5L FF CVT)¥1,638,000をエントリーとし、7人乗りの“Giエアロ”(1.5L FF CVT)¥2,257,500をトップに16バリエーションのラインナップを設定する。
発売は5/30(金)より、全国のホンダカーズで販売される。なお、福祉車両は6/20(金)からとなる。
ホンダは月販目標台数を4,000台とし、新たなミニバンムーブメントを創出させたい構えを見せた。 |