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本物は、頂点に君臨する。 |
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トヨタは、9年振りのフルモデルチェンジを遂げた9代目ランクルこと“ランドクルーザー200”を発表した。そもそもランンドクルーザーとは、本格オフロード4WD車の頂点に立つトヨタブランドの最上級SUVであるだけでなく、トヨタの中で最も歴史を刻んだ車であり、その上で誰もが認める世界中の道を知り尽くした車でもある。
今回の新型ランドクルーザー200は、100から200へとワンステップ成長させたことにより、さらなる新技術の導入を行っている。まずプラットフォームで過去からのランクル伝統であるフルフレーム構造を継承しつつ、耐久性、衝突安全性能の向上を図りながら一新させており、サスペンションに関しては前輪がコイルスプリング式を新採用するなど、高い基本性能を備えた車となっている。
さらに大陸走行には必要不可欠な、過酷な路面状況で車両安定をサポートしてくれるクロールコントロールと、走行状況に応じて前後スタビライザーを最適に制御するキネティックダイナミックサスペンションシステム、そしてスムーズな走行安定性を実現するトルセンLSD付トランスファーを搭載するなど、最新装備の搭載からしてやはり王者の貫禄を垣間見ることができる。ボディーサイズは全長4,950×全幅1,970×全高1,880の圧巻のサイズを披露。これに伴って室内も100系より更なる広い空間を実現している。
エクステリアデザインに関してはフロントマスクとリヤに若干の違いが見られるものの大幅な変更点は見受けられない。一見100系とあまり変わらないエクステリアデザインだが、ランドクルーザーという一貫性のあるブランドデザインを継承するうえでは仕方ないことかもしれない。インテリアはインパネ回りをワイドで精巧な高級感あるデザインを採用。さらに上質なシートと各席足元に余裕を持たせた広い空間を確保している。また乗員全員それぞれが快適な空調コントロールを可能にしたフルオートエアコンなど新装備が充実しており、この高級ラウンジのようなサルーンで大陸横断をしてみたいと感じる人も多いことだろう。
エンジンはV8・4.7L 2UZ-FEガソリンエンジンにVVT-iを採用し、最高出力は53馬力向上の212kw(288PS)/5,400、最大トルクは448N・m(45.7kg・m)/3,400を搭載。文句なしの頼りある図太い心臓は健在だ。日本では想像もつかない大陸での過酷な状況下で耐え凌ぐ頑丈なボディーと、頼りある動力性能は常にその時代の一つの信頼の証であり、ランドクルーザーの魅力を飛躍させることは間違いない。
新型ランドクルーザー200の目標月販台数は700台、さらに2008年の世界規模での販売台数は10万台を目標にしている。グレードはAXとGセレクションの2バージョンを設定しており、価格はAXが4,700,000円、Gセレクションが5,400,000円となっている。
1951年の登場以来56年の長き歴史を誇るランドクルーザー。今回発表された“ランドクルーザー200”も世界が認める“KING OF 4WD”の称号を再び揺ぎ無いものとするのは確実だろう。 |
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堂々たる風格が漂うリアデザイン。印象的な大きなテールランプと力強く押し出し感あるバンパー形状が、頼りある走行を予感させてくれる。 |
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優秀なコックピット機能を印象付けるインパネまわり。金属を削りだしたような質感と力強さを見せるホールドバーが印象的。またカーボン調パネルで精度感を演出。G-BOOK ALPHA Pro対応HDDナビゲーションシステム搭載。 |
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目盛りの視認性が高いオプティロンメーターを搭載。2つの独立した円筒状の立体的なメーターは先鋭な印象を与えてくれる。また中央のマルチインフォメーションディスプレイには現在の車両情報をシンプルに表示してくれる。 |
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ゆとりの後席空間はまさに極上級。SUVを感じさせない落ち着きある質感と、余裕の足元空間は快適なクルージングを提供してくれる。さらにフルオートエアコン搭載で後席も快適で自由な空調コントロールが可能。 |
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エンジンはV型8気筒DOHC 4.7L 2UZ-FEガソリンエンジンを搭載。これにVVT-iを採用し、最高出力は53馬力向上の212kw(288PS)/5,400、最大トルクは448N・m(45.7kg・m)/3,400を発揮する。 |
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フロントグリルとサイドミラー下部に取り付けられた超広角カメラで、運転席からの目視が困難な場所での運転操作と安全確認をサポートしてくれる。 |
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安定感ある5本スポークは、大地をしっかりと踏みしめて走行してくれそうな予感さえも感じる。タイヤサイズは285/60R18 ホイールサイズは18×8Jアルミホイールを採用。 |
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