アウディは26日、自社初となるミッドシップスポーツカー『AUDI R8』を発表した。
アウディR8は、スポーティーでレーシーなカリスマ性と、高い快適性を兼ね備え、「ハイパフォーマンス・ラグジュアリーセグメント」への参入を計った車だ。ターゲットユーザーは”成功者”と、アウディは言う。
アウディR8は、ル・マン24時間耐久レースで活躍するアウディR8レーシングカーのDNAを受け継いで造られた。その心臓部には4.2リッターFSIガソリン直噴高回転V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力309kW(420ps)7,800rpm、最大トルク430Nm 4,500〜6,000rpmを実現。トランスミッションには、Rトロニック・シーケンシャルギアシフトを採用。ローンチコントロールを搭載し、0〜100km/h加速は4.6秒、最高速度は301km/hに達する。ステアリングのパドルシフト、またはシーケンシャルシフトレバーを操作することにより、レーシングカーのようなスリリングな走りを体感できる。またアウディR8には、最新世代のクワトロ・フルタイム4WDシステムが採用され、極上のロードパフォーマンスと安全性を確保。アウディ・スペース・フレーム(ASF)のアルミボディなどにより、スポーツカーとしての高い剛性、軽い重量といった性質を持たせつつ、日常の使い勝手も視野に入れた高い品質を備えている。
デザインは「妥協しない作り込み品質」をフラッグコンセプトとした。筋肉・パワー・躍動感から形成されるソリッド面構成や、特徴的で攻撃的なLEDヘッドライトが、遠くから見ても瞬時に判断できる力強い外観フォルムを実現。ハイパワーを発揮する為に設計されたフロントの大きなエア・インテークとリアのアウトテークは、工学要素と芸術要素が巧に絡むバイクのアイデンティティーを取り入れた。
アウディ創業者の故アウガスト・ホルヒ氏は言った。『レースは技術の実験室である』と。
レースで培ったノウハウは、今こうして極上の車となって誕生した。
アウディR8は、最高の顧客サービスを体験させるために、専門トレーニングを受けた販売・サービス要因ならびに専用ツールが配置された全国8ヶ所のアウディR8ディーラーでのみ販売・メンテナンスされる。
全てにおいて究極の技術と究極のアートセンスを追求して創られたR8。まさに”宝石”の一台である。
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