フィアットは、Alfa
8C Competizione(アルファ 8C コンペティツィオーネ)をイタリアより搬送し公開した。アルファ 8C コンペティツィオーネは、500台限定生産のアルファロメオ最高級スポーツカー。日本には70台が割り当てられ、すでに全てが売約済み。この70台という数値は、イタリア本国と同数。フィアットの日本市場に対する想いが伺える。
8C コンペティツィオーネという名には、アルファ ロメオのスポーツカーの歴史が刻まれている。8Cとは、有名デザイナー、ヴィットリオ・ヤーノが設計した8気筒エンジンのことであり、1930〜40年代のレーシングカー、オンロードカーのコードネーム。Competizione(コンペティツィオーネ:競争)という言葉は、1950年開催のミッレ
ミリア レースでファンジオ、ザナルディの2人がドライビングを担当したスポーツクーペ『6C 2500 コンペティツィオーネ』へのオマージュである。
搭載されるエンジンは、総排気量4,691ccの90°V型8気筒エンジン。最高出力450ps/7,000rpm、最大トルク470N・m/4,750prmで、わずか2,000rpmで最大トルク値の80%を生み出す。トランスミッションは、6速シーケンシャル式セミオートマチックのQ-セレクトを採用。ステアリング背面のパドルシフトにより、瞬時のギアチェンジが可能。
ボディには、カーボンファイバー製の「セル」を採用し、車両重量1,575kgを実現。型抜きされた美しいフォルムは、最高レベルのダイナミクス効果をもたらす。
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