光岡自動車がスポーツカー「大蛇(オロチ)」を発表した。
この大蛇(オロチと呼ぶ)は、2001年の東京モーターショーで初披露をしてから発表までに約5年の歳月を経て完成。
新型車発表イベントは六本木ヒルズで行われ、発表会冒頭から「大蛇 誕生の舞」が披露され、ステージ全体が和を意識した空間になった。
「和製スーパーカー・ファッションスーパーカー」がコンセプトで、モチーフは日本古来伝説の大蛇である。あえて大蛇にしたのは、日本から発表するスーパーカーを意識したものだろう。フロントグリルの鋭いランプ、サイドの流れるライン、そのスタイリングはまさしく大蛇の顔。大蛇という恐怖のイメージがある動物を選んだことに、光岡自動車内でも様々な意見が出たそうだが、「かっこいいスーパーカー」を強く意識した時に、この大蛇デザインは外せないものになっていた。
大蛇は、完全受注生産400台である。職人による手作業の組立となり、大量生産による販売とは一線を画している。ボディーカラーは約300色あり、希望に合わせた配合色がオーダーできる。大蛇は、実用性重視のクルマではなく、オーダーメイドのクルマだ。
エンジンは「水冷V型6気筒DOHC」、トランスミッションは電子制御5速ATを採用している。車両本体価格は\10,500,000(税込)である。
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