フォルクスワーゲンは、新型「ジェッタ」を発売した。
「ジェッタ」は、ゴルフとパサートをつなぐポジション。1979年に「ジェッタ」として登場して以来、ヴェント、ボーラと名前を変えながら、5代目となる今回のモデルチェンジを機に、全世界的に「ジェッタ」と名称を統一した。
ジェッタのエクステリアには、バンパーを挟んで上下にV字型に広がるワッペン(楯型)グリルや、LEDランプが採用された斬新なリヤコンビネーションランプなど新しいフォルクスワーゲンデザインが用いられている。ボディは先代・ボーラと比べて拡大。アウディA4並のサイズとなった。圧巻はトランクルーム。527Lとクラストップレベルの容量を誇り、またリアシートを倒すと1.9mの長尺物も可能となっている。
セダンとしての資質を高めるインテリアは、随所に厳選された素材を使い丁寧な仕上げを施し、ウッドパネルを全車標準とするなど、ひと目でクオリティの高さがうかがえる。ジェッタ2.0Tは、レザースポーツシート(運転席は12ポジション調整式のパワーシート)とレザートリムが採用され、スポーティなテイストを演出。端正で明快なデザイン、使い勝手に優れたインパネまわりは、スポーティセダンにふさわしい機能性を追求している。
エンジンは2種類のFSI直噴エンジンが採用され、なかでもターボチャージャー付の2.0L T-FSIエンジンと、先進のギアボックスである6速DSGとの組み合わせは、ゴルフGTIを彷彿させるダイナミックな走りを実現する。
アクティブな30代後半からをターゲットとし、コンパクトカーでもなく超高級車でもないクラウゆえ、国産車から輸入車への乗り替えを促進していくとしている。
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