イタリア語で「美しい」という意味のベルタが発表された。トヨタのラインナップの中では最小サイズのセダンになる。

　バンパーを一体化しワイド感を、低い全高とロングホイールベースによりミディアムクラスの車種のような存在感を、ワイドなバンパーロアで安定感を、それぞれ表している。

　インテリアは、センターメーターを中心としたアッパー部分と、縦型にまとめられた安定感のあるロア部分との対比が先進的なイメージ。立体感のあるすりガラス風文字盤を採用、さらに運転席側に4度傾けて、視認性の向上を図っている。シンプルだが飽きの来ない機能的なデザインとなっている。

　1.0Lタイプは22.0km/L、1.3Lタイプは19.6km/Lと、低燃費を実現する高性能エンジン。さらにSuperCVT-i、新開発のサスペンションと相まって、軽快で安定感のある走りを実現。2トンクラスの車両との55km/hでの全方位カーツーカー衝突試験を行うなど、高次元での安全性を追求したGOAを採用。2WDで「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を取得。「平成22年度燃費基準+5%」を達成するなど、安全性や環境性能に優れた「美しいクルマ」となっている。