トヨタは10月3日、新型コンパクトカー「ラクティス」を発表。同日より全国のトヨペット店ならびにトヨタカローラ店を通じて販売を開始した。

　ラクティスは「高速大容量パッケージ」をテーマに、大人4人で市街地から高速道路まで快適に移動できるスタイリッシュなクルマを目指したコンパクトカー。

　背の高さを感じさせないワンモーションフォルムは躍動感を、四隅に配置された16インチタイヤ、大きく張り出したフェンダーは安定感を感じさせる。

　インテリアでは、オプティトロンメーター、素材や座り心地にこだわったシート、段差や隙間のないインパネなど、上質な空間を演出。簡単な操作で格納でき、フラットで広い室内スペースを作り出す6：4分割ダイブインシート（2WD）の採用により、多彩なシートアレンジを実現。ラゲッジスペースは開口部の地上高を低くし、段差をなくすことにより、荷物の積み下ろしのしやすさに配慮されている。

　エンジンは1.3Lと1.5Lの2種類を設定。 トランスミッションは、1.3リッターはCVT、1.5リッターの4WD車は4AT。1.5リッターFF車には、7速シーケンシャルシフトマチックがついた「Active CVTシステム」を採用。低燃費かつ爽快な走りを実現している。

　コンパクト市場は、全体の30%占める競争の激しい市場。ユーザーのニーズも多様化し、数年前の価格面のメリットに加え、スタイルや上質感が求められるようになった。新型車ラクティスは、そんなユーザーの声を取り入れたハイクオリティなコンパクトカーだ。