アウディは、A6Avant(アバント)をフルモデルチェンジした。去年発表されたA6セダンのワゴンタイプである。7年ぶりにフルモデルチェンジしたアバントは、今回で6代目となる。

　先代モデルよりも一回り大きなサイズとなったA6アバント。フロントにはアウディの象徴である台形シングルフレームグリルを採用。フロントから伸びるショルダーラインから切り落とされたようなリヤエンドに向かってゆるやかに後傾するルーフラインは、張りと共に躍動感が表れている。

　インテリアでは、センターコンソールにA8で初採用されたMMI(マルチメディア インターフェイス)を標準装備。先代モデルよりも110L拡大したラゲッジスペースは、レールシステムをフロアに装備し使い勝手を良くしている。

　足回りは、4リンク式フロントサスペンションとセルフトラッキング式トラペゾイダル リンク リヤサスペンションを組み合わせたアウディ ダイナミック サスペンションの採用とともに、新開発のエアサスペンション「アダプティブ エアサスペンション」を採用。電子制御で常にダンピングし制御することにより、スポーツ性能と乗り心地の良さという2つの両立を図っている。

　プレミアム アッパー ミディアムクラスと言われるこのカテゴリは、国内では圧倒的にボルボV70の一人勝ち状態だが、ヨーロッパではその次のポジションにいるA6アバント。日本でもこの位置を目指していくとしている。