スバルは新型軽乗用車「R1」を発表した。小さいことに誇りを持とう、というクルマである。
規格上限よりも110mmも短い全長。しかしながら、装飾を最小限にとどめたデザインながらも、フロントからリヤにかけてのワンモーションフォルムで、ウインドウガラスには強いカーブの曲面ガラス、張りのある曲面を組み合わせたボディラインなど、均整の取れたボディバランスとなっている。
インストルメントパネルはマット仕上げ。メーターは大小3つを立体的に配置した三眼独立式。エンジン始動時に振り切る指針など、細部にもスポーティさを詰め込んでいる。
ラゲッジフロアの下に、約20cmのサブトランク。後部座席は、起こせば4人乗車可能だが、倒せば通常のハッチバック並みの広さの荷台となる。そして、助手席シートバックを前に倒すことによって、ボルフバッグやスノーボードなどの長尺物も搭載可能だが、その倒れ込んだ助手席はシークレットスペースが出来、また背面はテーブルとして使用可能となっているなど、限られたスペース内での工夫が見受けられる。
環境性能にも充分配慮。「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」の認定を受け、「平成22年度燃費基準+5%」をクリア。グリーン購入方にも適合している。その上、燃費は24km/Lと、クラストップレベルとなっている。
存在感のあるこのR1は、ユニセックスなデザインでもあるので、誰もが躊躇なく乗り回せる新型軽自動車である。
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