ダイハツは、ミラ・ジーノをフルモデルチェンジした。クラシックな雰囲気はそのままに、環境性能などの技術が向上されている。 エクステリアは、丸型ヘッドランプや、大型フロントグリル、バンパーモールなどにメッキを効果的に取り入れた、クラシックな雰囲気の中にモダンさを取り入れたデザイン。ボディカラーも、アプリコットキャンディメタリックなど、かわいらしく洗練された全9色で展開される。
インパネは丸みをモチーフとする造形テーマで統一。シートは毛足の長いベロア調の生地を採用。グレードやオプションとして、MONO革巻きステアリングホイールや、メッキ文字2眼メーター、ウッド調のインパネクラスターなどが用意されている。
アメニティとして、イオンが放出されるプラズマクラスター付オートエアコンや、花粉や塵を除去するクリーンエアフィルター、UVカットガラス、軽自動車の中では1番大きいサイズの照明付大型バニティミラーなど、女性モニターの声を反映した快適アイテムが、グレードによって標準装備されている。
環境性能面では、通常は劣化していく触媒用貴金属(パラジウム)に自己再生機能を持たせ、貴金属使用量を約70%低減する「インテリジェント触媒」を採用。さらに、イオンを検知して燃焼を制御し、エンジン始動時の排出ガス浄化に効果をもたらす「触媒早期活性化システム」を2WD車に採用。その他、燃料タンクなどを鉛フリーにするなど、環境面に配慮された性能が積極的に導入されている。
データによると、軽乗用車のユーザーは、3人に2人が女性。加えて、年齢別の女性人口は、ベビーブーム世代となる50歳代と30歳前後が抜きん出ていることから、新型ジーノのターゲットはM&D(マザー&ドーター)と設定されている。
しかし、実際の新型ジーノは、誰が乗ってもシックリくるクルマに仕上がっている。 | | |