スズキは、コンパクトカー「スイフト」をフルモデルチェンジした。
2002年のパリモーターショーでコンセプト-Sとしてデビューし、2003年の東京モーターショーでもコンセプト-S2として展示されるなど、日本とヨーロッパで改良を経ての今回の発表となった。出来上がりは「スポーティーなコンパクトカー」となっている。
車体の寸法はコンパクトながらも、フロント1470mm、リヤ1480mmの、クラストップレベルのワイドトレッドを採用。ホイールアーチ、サイドシル、大径タイヤを外側に張り出し、躍動感と安定感のあるデザインとなっている。そして、フロントからリヤまで完全に一線となっているショルダーラインは、デザインのポイントの1つとして挙げられる。
また、ボディカラーは、パワーストーンから発想した8色が用意されている。
プラットフォームは、専用として新開発された。従来はボディに取り付けていた、サスペンショロアアームとステアリングギヤボックスを、サスペンションフレームに取り付けたことにより、剛性と静粛性、操縦安定性が大幅に向上。リヤサスペンションも、操縦安定性やコーナリングが安定する、やはり専用開発されたトーションビーム式を採用。ワンランク上の、走りと乗り心地を実現している。
このスイフトは、日本の他、インド・中国・ハンガリーでの現地生産するという新体制を整えた、スズキの世界戦略車となる。世界に先駆け、まずは今日から、日本での発売となる。
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