三菱は、北米専用モデル「エクリプス スパイダー」を、輸入販売すると発表した。
シートは4シーター。ロングホイールベースのパッケージングは、スポーツカーにしては後部座席が広い。インテリアは黒を基調とした本革仕様で、Infinity製のオーディオ&7スピーカーで、迫力あるサウンドシステムを採用。
幌は、電動のソフトトップを採用。サンバイザーを下げてラッチハンドルを解除し、フロアコンソールにあるスイッチを押すと、左右のウインドウとクオーターウインドウが自動的に下降。モーター駆動により、自動的にソフトトップが収納される。クローズの場合も同様で、スイッチを押すとウインドウが下降し、モーター駆動によるソフトトップが自動で閉じた後、サンバイザー裏のラッチハンドルをロックすると、クーペの空間になる。
可変吸気機構付きのV型6気筒3.0Lエンジンを搭載。最高出力196ps(144kw)/5750rpm、最大トルク27.2kg-m(267N・m)/4250rpm。トランスミッションは4ATだが、スポーツモード付INVECS-IIと組み合わせになっているので、スポーツモードを選択すると、マニュアル感覚のシフト操作でドライブも可能となっている。また、クルーズコントロールを採用され、40〜100km/h範囲で設定した速度をキープしてくれるイージードライブが可能となっている。
1989年に北米で発売され、1990年に初輸入されたエクリプス。ここ数年、輸入は見送られていたが、昨年の東京モーターショーを契機に、日本でも発売されることになった。ランプなどの灯火類や排出ガス仕様を日本の国内法規に適合させる変更を行なう一方で、左ハンドル仕様はそのまま。アメリカンテイストを満喫してもらおうという、北米仕様をギリギリ残されているオープンカーとなっている。
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