キャデラックSTSがフルモデルチェンジした。作りこみの良さと卓越したパフォーマンスが、高次元で融合した進化したセダンである。
インテリアは、高級車に相応しい、ゆったりとしたラグジュアリー感がある。ユーカリ・ウッド製のトリム類を施し、専用高級レザーのシート、センターコンソール上部にある8インチディスプレイなど、ゆとりを感じさせる仕上りになっている。
エンジンは、ノーススター4.6L V8と、新開発3.6L V6の2種類。両タイプとも、吸排気バルブに連続可変バルブタイミング機構(VVT)が採用されている。このVVTは、燃費の向上と排気ガスのクリーン化にもつながっている。また、キャデラックセダンとしては初のフルタイム式全輪駆動モデルを、4.6L V8エンジンタイプに設定した。なお、3.6Lタイプは、来春追加導入予定となっている。
装備も充実。鍵穴に差し込むことなく近付くだけで破錠するキーレスアクセス。インストルメントパネル上のボタン操作でエンジン始動が可能なプッシュボタンスタート。オーディオやナビゲーションなどの操作がタッチスクリーン機能で行なえる業界初8インチ画面のインフォメーションディスプレイ。その他、ブルートゥース対応の電話であればハンズフリー通話が可能になる機能などが、標準装備される。
その他、4.6Lモデルには、車間距離や速度を保つアダプティブクルーズコントロールと、車速やメーターやその他の情報などがフロントウィンドウ上にバーチャル投影して表示される、4色表示ヘッドアップディスプレイなどが設定される。
高品質を追求した、アメリカを代表するこのクルマは、11月13日から発売になる。
|
|
|