BMWが、プレミアムコンパクトセグメントに進出してきた。「New BMW 1シリーズ」と命名され、発表されたこのクルマ。BMWの高性能満載である。
1.6Lと、2.0Lの馬力違いの合計3タイプ。全て右ハンドル、FRとなる。ミッションは5シリーズと同じ機能の6速AT。特筆は、ダブルウイッシュボーン方式をベースに新開発された、5リンクリアサスペンション。俊敏性の向上がはかられるこの方式は、このクラス初の機能である。
ダッシュボード上にあるエンジンスタートボタン。鍵山のない無線式キーを、イグニッションスイッチに差し込んだ後、このボタン一押しとなる、コンフォートスタート機能を採用。エンジンスタートだけでなく、シートやドアミラーなどが、設定位置に調整される。さらに、複数の持ち主を識別し、ドライバーを“お出迎え”する嬉しい機能付き。オーディオなどの情報が記憶される。また、キーリーダーを利用すると、走行距離、車体番号、登録日や消耗部品の交換時期などが、ディスプレイに表示される。
ランフラットタイヤを全車標準装備。パンクの80%は、徐々に低下する空気圧が原因ということで、インテリジェントシステムがホイールを通して監視することにより、事前に発見される仕組み。また、完全にパンクしても150kmまでの距離を走り続けることが可能。バーストの場合でさえ、クルマは制御可能ということで、このクルマにはスペアタイヤがついていない。
特徴的なクルマであり、豊富な新機能を搭載しているプレミアムなコンパクトカー。BMWブランドで、このクラスを待ち望んでいた人の期待は、裏切らない。 |
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