ヒュンダイは9月1日、新型SUV「JM」を発表した。JMは、"Joyful Mover(様々な場所で仲間と楽しく移動する)"という意味の込められたスモールサイズのSUVである。
魅力は、やはりその価格設定だろう。世界的なシェアが示すとおり、ヒュンダイの商品力は全世界ですでに実証済み。169万円からという価格は、クラスで最も手頃で高品質なSUVといえる。
JMのコンセプトは、「乗用車の洗練」+「SUVの力強さ」+「ミニバンの利便性」を高い次元で融合させたSUV。世界的ベストセラーとなったエラントラのプラットフォームをベースに乗用車の乗り心地とハンドリングを実現しつつ、シンプルかつ力強いエクステリアデザイン、大径タイヤ、フロントにマクファーソンストラット、リアにマルチリンク式のサスペンションを採用することにより、SUVとしてのスポーティさと力強さが味付けされている。インテリアは、人間工学を考慮したデザイン、快適な広さと操作性を持ち合わた居住空間を実現。ミニバンのような豊富なシートバリエーションにより多目的なラゲッジスペースを確保することが出来る。
エンジンは直列4気筒2.0リッターとV型6気筒2.7リッターの2種類をラインナップし、マニュアル操作が可能な4速ATが組み合わされる。 2.7GLSには電子制御4WDシステムを採用。通常は前輪駆動で走行し、運転状況の変化により最大50%の駆動力を後輪に瞬時に配分。このシステムにより優れた燃費性能と、あらゆる路面での理想的なドライビングが可能となる。また6エアバックシステム(GLS)、4リング機構のボディ構造などにより、優れた安全性を実現している。
ヒュンダイは、サッカーワールドカップのスポンサーを務めるなどで知名度を上げてはいるものの、日本での認知度はまだまだ不十分な感は否めない。このJMの発表を機会に、製品に触れて、商品力と認知度のギャップを埋めてみてはどうだろう。 |
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