アウディA6が、7年振りにフルモデルチェンジした。アウディらしさを堅持した、最新のスポーツサルーンカーである。
アウディA8に採用されているMMI(マルチメディア インターフェイス)を採用。これは、ナビやTV、CD/MDチェンジャーやエアコンなど、多数のスイッチやボタンを排除し、1つにしたもの。操作性の向上と共に、ディスプレイとコントローラーの分離配置は、視認性アップにもつながっている。
エクステリア面は、全体的にスポーティ。そして、デザイン変更のなかでも特筆されるのは、フロントデザインの変更。「シングルフレーム」のラジエーターグリルは、アッパーグリルとロワーグリルが一体化されて収められている台形型フレーム。これにより、、ボンネットのV字型のラインなど、フロント全体のデザイン変更につながっている。なお、ステアリングのエアバックカバーにも、この「シングルフレーム」がデザインされている。
サイズとしても、先代モデルと比べると、ホイールベースの80mmの伸張をはじめ、全長、全幅、全高すべて大きくなっている。それにより、フロントシートの前後調節幅が52mm増えるなど、室内空間も拡大。トランク容量においては112Lも増大し、546Lもの最大容量を実現している。
A8の流れを汲むこの新型A6は、輸入車だけでなく、国産車も含めたエグゼクティブクラスに、割って入ってくると思われるクルマである。
なお、発売は9月からになる。
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