トヨタのクラウンシリーズの1つ「マジェスタ」が、フルモデルチェンジした。高性能と、重厚感と、躍動感が感じられる、高級車である。
まずはインテリア。トヨタの得意分野の木目長は、インストルメントパネルからドアパネルまで、本木目を採用。さらに、センタークラスターには、染色した木材や金属をはめ込む工芸技術の、象嵌細工を施されている。こだわりを感じさせる高級感を演出している。
キーはもちろん、スマートエントリー&スタートシステムを採用。そして、イージークローザー付のパワートランクリッド。これは、ボタン1つで、トランクが自動的に全開状態となるもの。
また、運転席前方のウインドシールドガラス下部に設定したヘッドアップディスプレイ。車速を表示するほか、夜間には、車両前方を近赤外線で照射して、反射光を映像化し、遠方の路面状況を表示して、走行を手助けしてくれる。
ドライバーの手助けは、これだけではない。
車線を認識するレーンキーピングアシストや、世界初となる低速追従モードレーザーレーダーセンサーにより車間距離を保つレーダークルーズコントロールを装備。これは、渋滞等での低速走行時に、アクセルとブレーキを制御して、ブザーとディスプレイ表示により、ドライバーにブレーキ操作を促すもの。ブレーキ操作が遅れた場合は、一旦停止もする。
エクステリアも、ドアハンドルから膨らむサイドのラインが、リアにまで続き、さらに、トランク上部の反り返ったラインを、さらに強調させている。今までにない存在感が打ち出されている。
高級感はもちろん、重みも充分感じさせるが、キャッチフレーズが「drive MJ」とあるように、スポーティな雰囲気も持ち合わせている。オジサン臭さを感じさせない“素敵な高級車”である。
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