マツダが新型コンパクトカー「ベリーサ」を発表した。「シンプル クオリティ コンパクト」をうたっているように、質感やデザインに、こだわりを感じるクルマとなっている。
特徴の1つに挙げられているのは、「“シックで上質な個性”を追求した内外装デザイン」。リアゲートの曲面にも現れている、ラウンドシェイプを基調としたエクステリアデザインは、各ピラーとサイドウインドウサッシュを黒に統一し、ガラスエリアの一体感を強調。コンパクトカーとは思えない存在感がある。また、アンダーグリルも黒にして、全体的に引き締まった印象を与え、躍動感を感じさせる。
インテリアセンスは、端正でシンプル。チタン調のセンターパネルや、ブラックアウトメーターのメータークラスターは、スポーティな感覚を抱かせる。インストルメントパネルから左右への連続感を、黒とオリーブカラーの配置やトリム造形などで表現されているラウンドシェイプなデザインは、ここでも採用されている。
機能装備も充実。リアシートは6:4分割可倒式で、シート背面にあるストラップを引くだけで、簡単に前方に倒せる。すると、フルフラットなラゲッジスペースが出現する。さらに、フレキシブルボードを装備。これは、ラゲッジスペースの床に、フタのように開閉が出来る板を設け、収納物によって、自由にレイアウト変更出来る、優れものである。
また、インストルメントパネルの助手席側にあるアッパーグローブボックスに、可倒式ミラーと照明を装備。テーブルトレイもあり、女性には嬉しい装備となっている。
その他、メーカーオプションではあるが、3000曲を収録出来る「ミュージックHDD」もある。ベリーサは、走るだけのクルマではなく、気持ちよいドライブを約束する、コンパクトカーに仕上がっている。
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