フォードから新しいコンパクトカー「フィエスタ」が発表された。“祝祭”の意味をもつこのクルマは、高い基本性能「German Head」と、アクティブなキャラクター「Latin Spirit」を兼ね備えたクルマとなっている。
まずは、安全性能。高張力鋼板とレーザー溶接を用いて作り上げられた強固なボディ構造、そしてクラッシュルブルゾーンを乗員スペースの前後に配するなど、衝突エネルギーを吸収分散させて逃す設計となっている。また、冷延鋼板を用いたサイドインパクトビームをドアに配したり、中央のピラーが折れ曲がることを防ぐ構造など、側面からの衝突にも配慮されたボディとなっている。さらに、最新のエアバックや、ダッシュボード下部から固いパーツを排除、最大75mmまで収縮して衝撃を吸収するように設計されたステアリングコラムなど、同乗者の安全性を優先させた安全配慮がなされている。
また、格納可能なリアシートのヘッドレスト、そしてサイドのロングガラスエリアは、ドライバーの視認性がアップ。その上、チャイルドシートの脱着にも便利な大きく開く後部ドアなど、人間工学に基づいた使い易さが散りばめられている。
エクステリア面としては、フォーカス同様、高位置に取り付けられたリアコンビネーションランプは、視認性の向上とともに、テールゲートの開口部を大きくしている。また、1枚ガラスに覆われたようなサイドウインドウは、スマートな印象を抱かせる。
「シンプルかつスタイリッシュに生きる25歳〜34歳独身女性がターゲット」とされている。ならば、もう少し「かわい気」「遊び心」が欲しかった。
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