フォルクスワーゲンがゴルフ トゥーランを発表した。これは、フォルクスワーゲンゴルフと技術を共有するミニバンになる。
日本に導入されるのは、2.0Lエンジンを搭載するGLiと、1.6エンジンのE。これはフォルクスワーゲンが日本市場へ初めて導入する新型エンジンである。最大の特徴は、FSI(Fuel Stratified Injection)と呼ばれるガソリン直噴方式で、燃焼室内に直接噴射する形式。また、このエンジンはこのクラスでは初採用となるティプトロニック付きの6速ATと組み合わされる。出力の向上と、燃費の低減、そして排出ガスを削除して環境性能の向上も実現している。
また、サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤには、新設計された4リンク(マルチリンク)式サスペンションを採用している。横向きの3本リンクと1本のトレーリングアームで構成され、前後方向と横方向の特性をそれぞれ個別に設定することが可能となり、快適な乗り心地へとつながっている。
室内は3列7人乗りの独立したシート。3列目シートは完全に格納され、また2列目も折りたたむ事ができるなど、様々なニーズに応えるシートアレンジが可能となっている。
ここ数年で、ミニバン市場はセダンに並ぶ市場を占めて来た。しかしミニバン市場には、外車の占有率は未だ低い。そこを突いて来た、このトゥーラン。フォルクスワーゲン特有のスマートなデザインからしても、ミニバン市場の目玉になる可能性は、充分あると思える。
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