エリーゼラインナップに新車が発売された。「エリーゼ 111R (ワンイレブンR)」という、エリーゼ最上級モデルである。
特筆すべき点は、エンジンにトヨタ製が導入されていること。1.8L 4気筒 2ZZ-GE、16バルブVVTL-i エンジンで、軽量で金属マトリクス複合合金製のコンパクトなシリンダーブロックを特徴としている。リアディフューザーを通るツインエキゾーストパイプを持った、エリーゼ111R専用排気システムが開発されている。
さらに、仕様を変更したロータスT4エンジン制御システム(EMS)を採用。EMS専用のソフトウェアは、ロータス技術者だけによる、111R専用の設計と開発が行われている。このようなロータスT4 EMS と、VVTL-i システム間の相乗効果で最適なリニアトルク特性が発揮され、最大トルク181Nm(133.5lb.ft)/6800rpmと最高出力192PS(141kW、189hp)7800rpmという結果につながっている。
また、オールアルミ製の軽量トヨタC64 6速MTも導入されている。シフト操作機構は、ロータスで新設計と開発が行われている。
0〜100km/h加速を 5.2秒、0〜160km/h加速は13秒で駆け抜け、最高速度は241km/hに達する。しかし、複合モード燃費11.4km/Lという低燃費で、CO2排出量は208g/kmという超低排出エンジンで、環境にも配慮されている。
この種のクルマの割には、控えめな価格帯といっていいと思われる。「ナマで見たい」という方、2月14日まで、東京・国際フォーラムで展示されるとのこと。バレンタインデーにねだってみてはいかが?
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