アウディA8が8年ぶりにフルモデルチェンジした。発表と同時に今日から予約を開始、発売は2004年2月になる。
高級感とスポーティさを兼ね備えたクルマとして生まれ変わったA8。その特徴が見てわかる部分が、インテリアである。
本革シートとウッドパネルが高級感を打ち出すが、それだけではない。新採用のMMI(Multi Media Interface)。センターコンソール中央にあるコントロールノブを主としたコントロールキー、ファンクションキー等が、理路整然と並べられたMMIターミナル。必要な時だけ現われるディスプレイを参照して、ナビゲーションやテレビ、MDなどの操作を行う。操作が簡単なうえに、機能が凝縮、すっきりした構成となっている。
また、インストルメントパネルについては、メーターは丸型計器が個々に配置された、スポーツカーのようなデザイン。その中央には、補助ディスプレイを設置。燃費や動作状況表示などが表示される。
さらに、夜間走行時のアクティブセーフティとドライバーの注意力向上を目的として、ドライバーの支障にならないよう室内灯の一部を点灯させる「アンビエンス照明機能付室内灯パッケージ」を設置。このON/OFFもMMIで行うようなっている。
さらにそのMMIシステムのエリアに設置されているボタンの1つに、エレクトロ/メカニカル式パーキングブレーキがある。従来のパーキングブレーキよりも高性能なうえ、ボタン1つという、アウディが業界で初めて採用したものである。
もちろん、インテリアだけではない。新設計の速度車間距離制御アウディアダプティブクルーズコントロールを装備。そして、排気量は従来と同じでも、6速ティプトロニックオートマチックを採用するなど、エンジンはほとんどが新設計。246kW(335PS)/6500rpm、430Nm/3500rpmの出力とトルクを誇るモデルとなっている。
エクステリアについては、フロントとリヤは敢えて短くコンパクトに設計したとのこと。しかしその結果、機能や装備、外観と、全てにおいて、新型アウディA8は、力強さを放出しているクルマとなっている。
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