マツダのDNAとZoom-Zoomスピリットを、あますところなく体現してきた次世代商品群の第4弾「アクセラ」が発表された。アウディA3や、プジョー307がライバル車となり、マツダ車としての位置付けは、デミオとアテンザの間となる。
そのアテンザ同様、「アクセラ」は4ドアと5ドアが展開される。その5ドアのラゲッジスペースが凝っている。リアシートは可倒式で、左右サスペンション幅をファミリア比較で100mm拡大。コンパクトカーにはないワイドなスペースが広がる。その上、分割出来る脱着式のフレキシブルフロアボードが秀逸。ボードを立てると前後2分割でき、また、ラゲッジの前半分のスペースを上下2分割にすることも出来るのだ。また、そのボードはリバーシブルで、汚れたら拭き取り可能の面も備えている。優れた利便性である。
機能面だけでなく、運転手が「ワクワクする楽しさ」も採用されている。ブラックアウトメーターがそれ。ブルーの間接照明に、イグニッションをONにすると、指針の内蔵光と文字盤のアンバーレッドの透過光が灯り、ゆっくりと明るくなる。また、オーディオ操作に連動したイルミネーションが展開される他、空調コントロールのつまみの周囲に赤いライトが灯るなど、コーディネートされた演出がされている。
ボディ構造やエアバックなどが工夫され、安全面を強化。そして、超-低排出ガスの認定など、環境面にも配慮。 次世代スポーツコンパクトカーは、確かに今までにないコンパクトカーで、「新車」でなく、「新種」という根拠が随所に見られるクルマである。
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