フェアレディZのロードスターが発売された。北米では7月から先行発売されていたものである。待った甲斐がある「カッコ良さ」である。
ルーフを開閉するには、ブレーキを踏みながらスイッチを押し続ける作業。かかる時間は20秒。オープン時には、ソフトトップすべてが格納されるデザイン。すると、威風堂々としたクールな車が現れる。オープンカーだからと言えばそれまでだが、既存のクーペとは違ったカッコ良さがある。実際、かなり存在感が増している。
機能面については、オープン時でも風の巻き込みが少ない、快適な室内空間を実現するストレージリッド、ウインドディフレクターを採用。後方視界にも配慮し、ウインドディフレクターはガラス製になっている。
そして、ソフトトップの形状と骨組みが最適化され、空気流を制御。操縦安定性と、不快な震動の低減にも貢献している。ソフトトップは、世界初のワンレバー3ロック式。高い気密性の確保と、静粛性が向上されている。
なお、ロードスターだけのメーカーオプションとして「ネットシート」がある。通気性に優れ、バーントオレンジの本革とコーディネートされている。
メカニズム的には、クーペと同性能。BOSE専用サウンドシステムは、ロードスター専用チューニングを施し、ルーフのオープン/クローズ、どちらの状態でも最適な音を実現するとしている。
これで価格は370万円前後。運転席に座ると、ほしくなる車である。 |
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