「8年ぶりのフルモデルチェンジ」 525i、530i、545iのサルーン3モデル。BMWが発表したNewBMW5シリーズは、力強さを持ち合わせながらも、スマートで格好良い、そんな印象を持たせるクルマである。
速度に応じてステアリングの切れ角を自動制御する、新開発の「アクティブステアリング」。高速時は、ステアリングのアシスト量、切れ角を弱めて、安定した操縦性を実現する。逆に低速時は、切れ角やアシスト量が増す。つまりは、ハンドル操作が軽くなり、パーキングやコーナリングなどの操舵がし易くなるということである。
ネットワーク化されたシステムとうたっているNEW5シリーズのうちの1つ。「アダプティブ・ヘッドライト」。ヘッドライトにモーターが搭載され、左右15度まで動く。ステアリングの切れ角や速度等の情報がコンピュータ処理され、ライトの向きを自動制御するもの。夜間のカーブ走行に効果を発揮し、ドライバーの目の負担も軽減するとされている。
そして、7シリーズに搭載済みで、NEW5シリーズで初採用されているものがある。前方車との車間距離を維持するアクティブクルーズコントロール。そして、エアコンやナビなどのディスプレイを参照しながら操作する、運転席と助手席との間にある、コントローラーである。
その他、容量たっぷりのトランクルームに、5cm拡大されたリアシートの足元など、車内空間が広々としている。見た目はもちろんの今回のフルモデルチェンジは、機能の向上はもちろん、ラグジュアリー化も一層アップしたクルマとなっている。
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