ボルボのブランド価値そのものを表しているというこのXC90。SUV車でありながら「安全性・高品質・環境への配慮」という点においては、他車にない“次世代SUV車”である。
その安全性。シートは3列7人乗りだが、その3列の左右側面をカバーするエアバッグを搭載。そして7席すべてにプリテンショナー付シートベルトを設置。いずれも世界初の装備。また、フロント下部にクロスメンバーを追加。これにより、SUV車よりも車高の低い小型車などとの衝突の場合でも、相手の車は設計通りの保護性能が働くとしている。さらに、ボンネットとエンジンの間に80mmの隙間をつくり、歩行者がボンネットにぶつかったとしても、衝撃吸収力が増し負傷の危険性を軽減出来るとしている。
品質においては、CD/MD付プレミアムサウンド・オーディオシステムを用意。車載オーディオとしては世界初のドルビーサラウンドプロロジックIIシステムで、臨場感あふれた迫力あるサウンドが車内で満喫可能。また速度や燃費などを瞬時に表示し巡航速度を設定出来るクルーズコントロール。この2つの機能の操作は、ステアリングから手を離さずにスイッチ操作で行える。
環境面では、走行中にラジエーターを通る有害オゾンを、酸素に変換するスモッグイーターをSUVでは初導入。また、エンジンは全てアルミ製。この軽量化は排出ガスの軽減にもつながっている。
リアシート中央に組み込み式のサライディング・チャイルドクッションを装備し、SUVでありながらも「対象は45歳のミセス」とするなど、“競合車は存在しない”というボルボ初のSUV車。「後発であっても不利ではない」という自信の源が、随所に見られる車である。
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