日本GMは2月24日新型「キャデラックCTS」を発表した。GMとしては、乗用車部門として今年は全部で4台発表する予定で、このCTSはその第1弾。
世界市場向けのモデルを開発するにあたり、運転手付きの高級車ではなく、自らがステアリングを握りドライビングを楽しむことのできる高級車をコンセプトとし、エントリーラグジュアリーセグメントにターゲットを設定。
「スタイリング」は代々のイメージを裏切らない角張ったデザイン。前後の造形の一体化をねらい、ヘッドライト・テールライトともに縦型。伝統の「リース&クレストエンブレム」はセンターに設置。内装は、DVDナビやBOSEサウンドシステム、皮張りシートなどスポーツラグジュアリーセダンに相応しい豪華装備の「品質」重視。エンジンは2.6L、3.2Lの2種類に5速ATの組み合わせ。また新開発の後輪駆動「シグマ」アーキテクチャーを採用。車の前後のバランスがほぼ均等となるようにニュートラルなハンドリング性能など、高次元の「パフォーマンス」を実現。
ドイツのニュルブルクリンクのテストコースで徹底的な走行実験を実施した賜物が、このCTSである。
日本用として、右・左ハンドルを用意。ユーザーの声を反映し、2.6L搭載車の設定や電動格納式ミラー等を装備。全長4,850mm、全幅1,795mmにおさえ、最小回転半径は5.3mを実現するなど、日本の道路事情を考慮した設計になっている。
このCTSはキャデラック初のエントリーラグジュアリーモデルで、北米での成功を受け、世界市場における本格的参入を企図している。発売は3月8日。 |
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